あとの方のお話は、雑誌の挿絵にそえたもので、少年の頃見たり聞いたりした話を思出してかいたのです。
姉妹篇「凧」に対して「春」という一字を撰んだのです。「春」という字は音が朗かで字画が好もしいため、本の名にしたわけです。
(千九百二十六年十月)
底本:「童話集 春」小学館文庫、小学館
2004(平成16)年8月1日初版第1刷発行
底本の親本:「童話 春」研究社
1926(大正15)年12月
入力:noir
校正:noriko saito
2006年7月2日作成
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