あらすじ
源氏の愛人である夕霧の妻、玉鬘は、夫の死後、源氏の元へ身を寄せます。しかし、源氏は玉鬘の美しさに心を奪われながらも、すでに年老いており、再び恋愛感情を抱くことはできません。玉鬘は、源氏に仕える若い男性と密かに恋に落ちます。一方、源氏は、玉鬘への複雑な思いと、老いを意識する中で、静かに時を過ごします。玉鬘の恋、源氏の複雑な心境、そして二人の間に芽生える微妙な関係…。物語は、静かに、しかし深く、二人の心の機微を描いていきます。
かきくらす涙か雲かしらねどもひかり
見せねばかかぬ一章    (晶子)
[#「雲隠れ」の帖は冒頭の晶子詞のみで本文はありません。]
了

底本:「全訳源氏物語 中巻」角川文庫、角川書店
   1971(昭和46)年11月30日改版初版発行
   2002(平成14)年1月15日44版発行
入力:kompass
校正:多羅尾伴内
2004年2月6日作成
青空文庫作成ファイル:
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