都会から来た亮太郎と妻のあや子は、山奥の村にある亮太郎の実家へ向かう。しかし、都会育ちのあや子は、古風な田舎の生活になじめず、夫の亮太郎ともすれ違いが生じていく。亮太郎は都会での生活に疲れて故郷に戻ったものの、故郷はかつての輝きを失い、弟の保次郎との関係もぎくしゃくしている。その上、あや子との間にも溝が生まれ、亮太郎は悩み苦しむ。果たして、亮太郎は故郷で新しい道を切り開くことができるのか? あや子との関係はどうなるのか? そして、村一番の栗の木は、二人の運命をどのように左右していくのか? 読み進めるごとに、胸に迫る感動と、複雑な人間模様に引き込まれること間違いなし。