につただゝつねの太刀おさめてしほの引しも、しほ時をしりての事なり。
天下に事をなすものハねぶともよく/\はれずてハ、はりへハうみをつけもふさず候。
おやべどのハ早、子ができたなどゝ申人あり、いかゞ私しがいゝよるというておやり、かしこ。
六月廿八日
龍馬
おとめさまへ
此手がみ人にハけして/\見せられんぞよ、かしこ。
底本:「龍馬の手紙」宮地佐一郎、講談社学術文庫、講談社
2003(平成15)年12月10日第1刷発行
2008(平成20)年9月19日第7刷発行
※底本手紙の写真のキャプションに、(土佐山内家宝物資料館蔵)とあります。
※丸括弧付きの語句は、底本編集時に付け加えられたものです。
※直筆の手紙の折り返しに合わせた改行は、省いて入力しました。
入力:Yanajin33
校正:Hanren
2010年7月24日作成
2011年6月17日修正
青空文庫作成ファイル:
このファイルは、インターネットの図書館、青空文庫(http://www.aozora.gr.jp/)で作られました。入力、校正、制作にあたったのは、ボランティアの皆さんです。