其後芸州の船より小蝶丸ニ乗かへ須崎を発し、十月九日ニ大坂に参り申候。則今朝上京仕候」此頃京坂のもよふ以前とハよ程相変、日※(二の字点、1-2-22)にごて/\と仕候得ども、世の中は乱んとして中※(二の字点、1-2-22)乱ものにて候と、皆※(二の字点、1-2-22)申居候事に御座候」先は今日までぶじなる事、幸便ニ申上候。謹言※(二の字点、1-2-22)
十月九日
梅太郎
上町本一丁目
坂本権平様
坂本龍馬
御直披

底本:「龍馬の手紙」宮地佐一郎、講談社学術文庫、講談社
   2003(平成15)年12月10日第1刷発行
   2008(平成20)年9月19日第7刷発行
※底本手紙写真のキャプションに、(京都国立博物館蔵)とあります。
※直筆の手紙の折り返しに合わせた改行は、省いて入力しました。
入力:Yanajin33
校正:Hanren
2010年10月9日作成
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