あらすじ
都会で暮らす「私」は、ある日、奇妙な老人に声をかけられます。老人は「私」に、自分の人生について語り始めます。それは、忘れかけていた大切な何かを思い出すような、切なくも美しい、そして少し恐ろしい話です。老人の言葉は、「私」の心の奥底に眠っていた、忘れられた記憶や感情を呼び覚ましていきます。
曇りてとざし
風にゆる
それみづからぞ樹のこゝろ

光にぬるみ
気に析くる
そのこと巌のこゝろなり

樹の一本は一つの木
規矩なき巌はたゞ巌

底本:「新修宮沢賢治全集 第六巻」筑摩書房
   1980(昭和55)年2月15日初版第1刷発行
入力:junk
校正:土屋隆
2011年5月14日作成
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