あらすじ
老いた男が、たばこを吸いながら何かを呟いています。彼は、日が暮れるまでそこに留まり続けるのか、それとも、煮立っていない食事を置いて、どこかへ行くのでしょうか。彼の言葉には、哀愁と決意が感じられます。彼は一体どこへ向かうのでしょうか。そして、なぜそんなにも焦っているのでしょうか。
「いざ渡せかし おいぼれめ
いつもこゝにて日を暮らす」
すぱとたばこを吸ひやめて

何を云ふともこの飯の
煮たたぬうちに 立つべしや
芋の子頭白髪して
おきなは榾を加へたり

底本:「新修宮沢賢治全集 第六巻」筑摩書房
   1980(昭和55)年2月15日初版第1刷発行
※〔〕付きの表題は、底本編集時におぎなわれたものです。
入力:junk
校正:土屋隆
2011年5月14日作成
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