あらすじ
ある冬の日、日光浴室《さんるうむ》で、少年はベッドに横たわります。窓の外は青空が広がり、母は毛糸をほぐしています。やがて、お昼の鐘が鳴り響き、少年は静かな一日を過ごすのです。優しい日差しが差し込む、白いお部屋で過ごす穏やかな時間は、少年の心を満たします。
日光浴室(さんるうむ)
 蔦がここまでのびました
 らるらる光がもつれます

日光浴室(さんるうむ)
 鳩が影してとびました
 ガラスの外のあをい空

日光浴室(さんるうむ)
 母さん毛糸をほぐします
 冬が近くにきてませう

日光浴室(さんるうむ)
 ぼくはベツドで手をのばす
 おひるのドンがなりました

日光浴室(さんるうむ)
 いちにち白いお部屋です
 いちにち白いお部屋です
了

底本:「日光浴室 櫻間中庸遺稿集」ボン書店
   1936(昭和11)年7月28日発行
入力:Y.S.
校正:富田倫生
2011年9月27日作成
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