あらすじ
太宰治自身の言葉で、過去の作品群を振り返りつつ、新たに書き下ろした「女神」について語られています。かつて世に出た作品たちへの思い、そして「女神」に込めた想いが、率直な筆致で綴られており、作品に対する新たな解釈が得られるかもしれません。
所收――「美少女」「春の盜賊」「誰も知らぬ」「善藏を思ふ」「盲人獨笑」「服裝について」「令孃アユ」「女神」
 久しく絶版になつてゐた創作集の中から、割に輕いタツチの小説を集めてみた。さうして、それに最近の「女神」一篇を附け加へた。舊作の五篇も、カビが生えてはゐないつもりである。
昭和二十二年夏

底本:「太宰治全集11」筑摩書房
   1999(平成11)年3月25日初版第1刷発行
初出:「女神」白文社
   1947(昭和22)年10月5日発行
入力:小林繁雄
校正:阿部哲也
2012年1月7日作成
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