あらすじ
ある夜、星々は緑色の光を放ちながら集まり、何かを話し合っています。そして、別の夜には、長い手を伸ばし、奇妙な出来事を告げようとしているかのようです。また、別の夜には、水の流れに揺られて静かに輝き、また別の夜には、森の木々に寄り添い、静かに佇んでいます。それぞれの夜に星々が織りなす光景は、まるで人々の心を映し出す鏡のようです。緑の灯を輝やかし
仲よく円座で評議する
星はある夜
右手を長くさし伸べて
神秘な事件を信号する
星はある夜
さやさやさや
清水の流れにたわむれる
星はある夜
森林の小枝に
小さな首を吊していた
了
底本:「今野大力作品集」新日本出版社
1995(平成7)年6月30日初版
初出:「円筒帽二号」
1927(昭和2)年3月刊
入力:坂本真一
校正:雪森
2015年9月1日作成
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