あらすじ
生命のあり方が、永遠の静寂へと向かう時、作者はそこに美しさを見出します。肉体も自然も、やがては形のない透明な存在へと変わっていく中で、そこに残るものは、精霊のみ。形のない世界への移行を、作者は神聖な行為として捉え、永遠に記憶されるための捧げものとして表現しています。われは華やかなる讃美を贈らんかな
生長に太りゆく肉体と自然
それら皆空々無色の透明体となり
精霊のみあれよ
而して無用なる形態一切は
生れ出でし日の永劫記念に
神前の土深く
埋葬し献ぜんかな
了
底本:「今野大力作品集」新日本出版社
1995(平成7)年6月30日初版
初出:「旭川新聞」
1924(大正13)年8月2日
入力:坂本真一
校正:雪森
2015年1月16日作成
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