あらすじ
小林という男が殺された。殺したのは誰なのか、犯人はなぜ小林を殺したのか。怒りと悲しみ、そして復讐の炎が燃え盛る中で、語り手は小林の死を悼み、日本の警察の残虐性を糾弾します。小林の死は、革命の戦士たちの心に深く突き刺さり、彼らの闘争心をさらに燃え上がらせるのです。殺されたんだと
親に教えた俺だった
やられたか
やりやがったか
一日も二日も三日もねむられぬ
憎っくい下手人
××の手先
小林が元気な頃は
又逢えるつもりでいたのに
殺されて
二度と逢いない 二度と逢いない
小林をとらえた刑事
抜けがけをやろうとしたか
全身の皮下溢血が無残な姿
犬や猫や豚を
殴って殺しても
こんなに無惨に
殺せるものか
残忍、野蕃
鬼畜の如く
同志を虐殺する
日本の××警察
一言もただ一言も
言わずにやられた小林が
ボリシヴィキの
手本となった
虐殺された同志は
幾人か
闇から闇へ奪われた
同志は幾人か
革命の戦士達
鋼鉄の規律
小林が実践した路
けわしかった路
今もけわしいこの路
「不在地主」
モデルは富良野の磯野農場
北海道語が
なつかしいだけじゃない
「沼尻村」
あれは沼具
炭鉱労働者の不平満々たるガス
マッチを磨ってた小林
牢獄の同志
三万人
治維法をおびやかす
三万人
了
底本:「今野大力作品集」新日本出版社
1995(平成7)年6月30日初版
入力:坂本真一
校正:雪森
2015年1月16日作成
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