あらすじ
夜空に輝く星座を眺め、魂は単調な鼓動に飽き足らず、七重の塁壁を超えて至ります。そこには静かに座す何者かが存在し、そこに至った魂は礼讃し、祈祷を捧げます。深い闇夜に浮かぶ星座は、何者かを導く道標なのでしょうか。それとも、魂を新たな旅へと誘うためのサインなのでしょうか。闇夜の 天空高く
一陣の星座を見る
こは天に懸かる我十字架なり
この夜 魂は
単調なる鼓動に倦み
七重の塁壁を超えて至り
そが前に静座し
礼讃し 祈祷す
了
底本:「今野大力作品集」新日本出版社
1995(平成7)年6月30日初版
初出:「旭川新聞」
1924(大正13)年6月30日
入力:坂本真一
校正:雪森
2015年2月17日作成
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