あらすじ
暗闇の坑道の中で、一筋の光を灯すカンテラ。坑夫たちは、その光を頼りに、懸命に働いています。厳しい労働の合間に、彼らはカンテラを見つめ、明日への希望を託します。
カンテラ
カンテラ
あなの奥、
坑夫の肩を
てらしてる。

つるはし
つるはし
坑の奥、
カーン/\と
つかれてる。

トロツコ
トロツコ
坑の奥、
一ぱい積んで
よろけてる。

明日あした
明日よ
坑の奥、
坑夫はカンテラみつめてる。

底本:「日本児童文学大系 第二八巻」ほるぷ出版
   1978(昭和53)年11月30日初刷発行
底本の親本:「赤い鳥」赤い鳥社
   1933(昭和8)年1月
初出:「赤い鳥」赤い鳥社
   1933(昭和8)年1月
入力:菅野朋子
校正:noriko saito
2010年12月9日作成
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