あらすじ
兄さんを兵隊に持つ少年は、兄への愛情と心配を、独特の言葉で表現しています。金持ちの人々が、戦争をまるで遊びのように見ている様子が対照的に描かれ、戦争の残酷さと、少年の純粋な心の葛藤が伝わってきます。しつかりおしよ、氣をおつけ
――右向け、右ツ
前エ進めツ!
金持アうしろで手を叩く
(あぶない/\、××の的)
おいらの兄さん、兵隊さん
しつかりおしよ、氣をおつけ
――左向け、左ツ
前エ進めツ!
金持アうしろで手を叩く
(あぶない/\、××の的)
おいらの兄さん、兵隊さん
しつかりおしよ、氣をおつけ
――廻れエ、右ツ
前エ進めツ!
金持アうしろで手を叩く
(あぶない/\、××の的)
了
底本:「小さい同志」名著復刻 日本児童文学館 第二集 23、ほるぷ出版
1978(昭和53)年10月1日発行
底本の親本:「小さい同志」自由社
1931(昭和6)年7月25日発行
入力:蒋龍
校正:染川隆俊
2011年1月10日作成
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