御別後同二日夕方、すさき港ニ着船仕候。此地の一件ハ石清(中岡慎太郎)ニ申送候。
御聞取可下」小弟是より長崎へ廻り不日ニ上京仕候。
御待可(おまちつかはさるべく)候。」別紙(よろしく)御頼申上候。謹言。
八月五日
楳拝
謙吉様
右件直次郎ニ御伝奉頼候。以上。

底本:「龍馬の手紙」宮地佐一郎、講談社学術文庫、講談社
   2003(平成15)年12月10日第1刷発行
   2008(平成20)年9月19日第7刷発行
※底本手紙の写真のキャプションに、(京都国立博物館蔵)とあります。
※丸括弧付きの語句は、底本編集時に付け加えられたものです。
※直筆の手紙の折り返しに合わせた改行は、省いて入力しました。
入力:Yanajin33
校正:Hanren
2010年8月26日作成
2011年6月17日修正
青空文庫作成ファイル:
このファイルは、インターネットの図書館、青空文庫(http://www.aozora.gr.jp/)で作られました。入力、校正、制作にあたったのは、ボランティアの皆さんです。